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メガネフレームの素材

メガネフレームの素材

かけ心地やデザインに決定的な影響を与えるメガネの素材。

創世記の天然素材からスタートし、現在では化学素材や金属素材も加わり、その状況は百花繚乱といったところ。それぞれがそれぞれの特徴をもっており、現在では自分のスタイルに合わせた素材選びが可能になっている。

 

化学素材でいちばん有名なのはセルロイドだろう。象牙の代用品として開発された経緯をもった歴史上初の人工熱可塑性樹脂だ。現在ではその後に開発されたアセテートが主流になっているが、そのインパクトゆえ、プラスチック製フレームを総称して、セルフレーム と呼ばれることもある。

 

一方、金属素材ではチタンの台頭が著しい。

軽量であるながら牽牛で、メガネの理想ともいえる素材だ。現在ではチタンベースのさまざまな素材が増え、各メーカー他素材の配合や加工技術などでしのぎを削っている。

 

 

メガネフレームの素材 【NXT】

アメリカ陸軍による超軽量防弾プロテクターの開発から誕生。

ポリカーボネイトより約10%軽量で、圧力を受けて変形しても、ひび割れや破損を起こしにくいという丈夫な素材。

 

メガネフレームの素材 【カーボン】Carbon

F1、宇宙開発、兵器などにも採用される素材で、最大の特徴は卓越した強度と耐久性。

一般的に高価なドライカーボンと、多く流通しているウェットカーボンに分類される。

 

メガネフレームの素材 【TR】

スイスの医療器具メーカー(EMS社)が開発したナイロン樹脂で、軽量でありながら弾力性と復元力に優れる。医療用に開発されたので、安全性が非常に高い点もポイント。

 

メガネフレームの素材 【プラスチック】Prastic

 

主に石油を原材料として製造される物質で、ときにレンズとして、ときにフレームとして用いられるアイウェアには欠かせない素材で、合成樹脂とも呼ばれる。

プラスチックには、耐熱性の低さや傷のつきやすさといった点でデメリットがあるが、それを補って余りあるメリットもある。

非常に軽いうえ、衝撃に強く割れにくい。また技術の進歩により、さまさまなカラーの染色が可能になったため、太いフレームをベースにしたオシャレ用アイウェアとしても人気が集まっている。

なお、このプラスチック製眼鏡は、かつて半合成プラスチックであるセルロイド眼鏡が多かった名残から、アセテート製となった現在でもセルフレームと呼ばれる。

 

メガネフレームの素材 【セルロイド】Celluloid

 

1856年にイギリスで生まれた最も古い合成樹脂。 綿・パルプなどの自然素材を原料とし、硬質で光沢のある性質をもちながら、温かみのある肌触りが特徴。

造形のしやすさも相まって、鼈甲や象牙の代替品として、クシ、ギターピック、楽器部品、卓球ボールなどに使われてきた。

特に、手に握ったときのフィット感が重視される万年筆や、掛け心地が快適さを左右するメガネフレームなどでは、古くからセルロイド製のものが愛されてきた。

しかし、発火性が強く取り扱いには充分な注意が必要なことから、最近では安全なアセテートにお株を奪われてしまっている。

純粋なセルロイドフレームは希少な素材となっており、国内ブランドでしか扱われていない。

 

メガネフレームの素材 【チタン】Titanium

 

プラチナとほぼ同等の耐蝕性をもつ、非常にさびにくい軽量の合金。

その強度や軽さからアルミニウムや銅などと合成された合金が、旅客機や自動車、フォークやスプーン、そして眼鏡のフレームといった多岐にわたる製品で使用されている。

チタンフレームが発売された80年代には品質表示の義務づけがなかったため、ほんの一部にチタンを採用したものでさえ、チタンフレームとして市場に流通していた。

現在では、純チタンのフレームも存在するが、広く流通しているのは、アルミニウムやバナジウムなどを加えたβチタンが主流。

 

メガネフレームの素材 【アルミニウム】Aluminium

 

原子番号13の元素で、地殻を構成する元素としては、酸素、ケイ素に次いで3番目に多い。

柔らかく展性が高いなど加工が容易なため、1円硬貨をはじめ、缶や鍋、アルミサッシ、車体など多くの工業製品に使われている。

比重にしてチタンの約6割。

金属としては、軽量な性質をもつことから、メガネ部品としては、古くからテンプルの素材として用いられてきた。

 

メガネフレームの素材 【ステンレス】Stainless

 

その名のとおり腐食(stain)しにくい特性をもった合金鋼。

通常は鉄に約10%のクロムを混ぜた合金を指す。

耐食性に優れ、強度の高いことから、多くのメタルフレームの素材として使用されている。

現在は、ステンレスの弾性を活かしてフィット性を高める、ステンレスシートフレームの一般的になっている。

 

メガネフレームの素材 【マグネシウム】Magnesium

 

チタンと並ぶ眼鏡フレームの新素材。

その比重は1.8で、アルミニウムの3分の2、チタンの3分の1、鉄の4分の1と、実用金属の中では最軽量。

鉱物として地核に無限に存在し、海水にも溶解しており、地球上で8番目に豊富な金属といわれている。

さらに、振動・衝撃吸収性に優れ、プラスチックに比べてリサイクルが容易なのも特徴。

それゆえ激しい運動にも耐えうる丈夫で軽量なフレームは、スポーツグラスに適した素材といえる。

米国オークリー社のマグフレームは機能性とデザイン性を両立したスポーツサングラスとして多くのトップアスリートに愛用されている。

 

メガネフレームの素材 【ゴムメタル】Gum Metal

 

トヨタ自動車グループのシンクタンクである豊田中央研究所にて開発された新素材で、金属材料では不可能と考えられてきた「低弾性率化と高強度化」を両立させたチタン合金。

金属でありながらゴムのように柔らかくしなり、かつ高強度で折れない特性をもつことから、自動車のスプリングや人工骨をはじめとする医療機器に多く用いられる。

さらにその特性は、メガネにも最適であるため、近年テンプルやパーツ素材として注目を集めている。

 

メガネフレームの素材 【金】Gold

 

非常に柔らかく、1グラムが1平方メートルにまで伸びる、延性に富んだ貴金属。

腐食に強く、光沢のある美しい色を半永久的に保つことができる。

初めて装飾品として利用された金属で、眼鏡のフレームにも使用されるが、純金(K24)では柔らかすぎるので、商品化には銀や銅などを混ぜ合わせたK18やK14などの金合金を使用することが多い。

 

メガネフレームの素材 【木材】Wood

 

フレームに自然の木材を使用したアイウェア。

天然素材がもつ温かみと木目が生み出す見事な模様・艶は、メタルフレームにはない素材感と高級感を併せ持っている。

 

メガネフレームの素材 【竹】Bamboo

 

体積の半分の水分を吸収できるしなやかさを持ち、重量はアルミ、チタン、マグネシウムよりも軽い。

職人の手で1本1本削り磨き上げられたフレームは、使いこむほどに顔に馴染んでいき、独特の風合いを醸し出す。

まさに、日本人にしか生み出しえなかった究極のフレーム素材として注目されている。

 

メガネフレームの素材 【バッファローホーン】Buffalo's Horn

 

その名のとおり、バッファロー(水牛)の角。

数年まえから盛んにフレームの素材としてもちいられている。

インパクトが強く存在感があるため、掛ける人を選ぶ素材という認識が強い。

色調は淡いベージュから漆黒までと幅広く、特有の柄が入るのが特徴。

非常に希少ではあるが、ホワイトカラーも存在する。

貴重な天然素材で、独特のえもいえぬ質感ゆえ、高級フレームの代表格に。

 

メガネフレームの素材 【べっ甲】Tortose Shell

 

べっ甲とは、赤道付近を回遊するタイマイというウミガメの甲羅。

半透明な赤黄色に、農褐色の斑点を特徴にもち、加工がしやすいため古くから工芸品や装飾品の材料として世界中で重宝されてきた。

現在では、ワシントン条約で商取引が禁じられているので希少性が高い。

タンパク質素材で人体への親和性が高く、眼鏡フレームにも適しているが、汗や整髪料に弱いので乾拭きでの手入れが必須になる。

ニワカが含まれているので、熱を加えて圧着することで破損修復が可能であり、また、磨くことで光沢を再現できるなど、永続的に使い続けられるのが魅力となっている。

 

メガネフレームの素材 【レザー】Leather

 

皮革。

牛や豚などの哺乳類、あるいはヘビやワニといった爬虫類の皮膚を原料とする。

コートや靴などの衣料や装身具によく使用され、近年ではアイウェアの素材としても注目されている。

耐久性に優れ、使い込むほどに艶がでて、風合いが増していくのが特徴。

レザーは、動物の皮をなめした天然皮革と、ベース布に樹脂などを接着して天然皮革に似せた合成皮革(「クラリーノ」や「エクセーヌ」が代表的)とに分類される。

天然皮革は自然素材特有の風合いが魅力だが水気に弱く、雨や汗が大敵なため、夏場にこのタイプのアイウェアを掛ける場合は注意が必要。

一方、合成皮革は水に強く、値段も天然のものに比べて手頃。

難点は劣化しやすいことで、天然皮革独特の風合いには到底およばない。

 

メガネフレームの素材 【サンプラチナ】Sun Platinum

 

プラチナに似た輝きのある白色で、さびにくく強度に優れた合金。

1930年に日本人の加藤慎太郎氏によって開発され、世界中に広まった。

現在、日本では生産されておらず、大部分をドイツからの輸入に頼っている。

通称『サンピー』と呼ばれるこの金属は、汗や整髪料による変色が少ないため眼鏡フレームに適している。

磨くと表面に現れる柔らかい白金色を好んで選ぶ人も多く、70年代までは眼鏡フレームの主流として活躍していた。

歯の治療に使われる銀歯の材料など、医療の現場でも広く使われている。

近年は、同じような性質をもちながら軽量である金属・チタンが流通しその市場をとって代わられている。

 

メガネフレームの素材 【オプチル】Optil

 

60年代後期に開発された、アセテートに変わる前の代表的なプラスチックのこと。

エポキシ樹脂がその原料。

透明感と光沢、軽量性に優れ、経年変化もないためフレーム素材として重宝された。 温めるとクニャリと曲がり、冷えると元通りになるという特性がある。

オプチルは純粋に、メガネ素材として開発された素材。

 

メガネフレームの素材 【エラストマー】Elastomer

 

ゴムとプラスチックの中間の性質を併せもつ素材。

ゴムのように柔らかく弾力性に優れ、プラスチックのように加工がしやすい。

アイウェアーには、快適なフィット感と高い耐久性を必要とするモダン部分の素材として使用されている。

同素材を採用しているブランドとしては、『ic!berlin』が有名。

 

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